ジャケットを着ない夏。
ジーンズのベルトに通した皮のケースにコンデジのGRが入る。
だからミラーレス機のX-T30Ⅱを持ち出さないような日でも
GRだけは必ず身に着けていることになる。
外出時のマストアイテムだ。
本当に良く出来たカメラだと思っている。
ある意味、コンデジカメラとしての完成形に近いんじゃないかな?
あとファインダーさえ付いていれば最高なんだけどね👍🏻
まぁそれはごく個人的なわがままに過ぎないから、置いとくとして・・・・・😊
GRには現在、GRⅢとGRⅢxという2種類のモデルがある。
見た目は全く(ほとんど?)変わらない。レンズの種類が違うだけ。
自分が使うのは焦点距離が40mmレンズのGRⅢxという機種。
ずっと28mmレンズが主流だったGRの歴史の中では異色とも言えるモデルだ。
GRといえば普通は28mmのGRⅢのことを指すのが一般的だと思う。
28mmのGRⅢが世に出た頃。
あたらし物好きの広告代理店の知人が、いつもそれを持って仕事場に現れた。
「このカメラ、イイですよぉ〜」
そう言って自慢げに見せびらかされた(^^ )
巷でGRⅢというカメラが売れている。
そんな噂は聞いていたけれど、正直それほど興味はわかなかったんだよね。
というのも当時50mm前後の標準レンズをメインに使っていた自分にとって、28mmのカメラは関係ないや!って思っていたふしがある。
だから28mmのGRⅢには手を出さず、その後になって40mmのGRⅢxが登場したのを知ってようやく少し興味を持った。
さて、最近になって不思議な縁もあり、このブログで7artisansというメーカーの極薄ビスケットレンズを使うようになった。
小さなミラーレスのX-T30Ⅱにこのレンズを装着すると薄くて軽いポケットサイズ。
気軽にカシャカシャ撮れる換算27mmの単焦点カメラになる。
このカメラをぶら下げて街角スナップを撮り歩いてみると、なぜだか純粋に楽しい気分になる。見るもの何でも撮りたくなる。いつもよりもシャッターを切る回数が増えていってしまう。
最近のお気に入りレンズになっている。
でもちょっと待った。
このビスケットレンズのカメラの画角。
これって28mmのGRⅢとほとんど変わらない。
というか焦点距離27mmと28mmの違いは、無いに等しい。
そうなんだよ。
気がつかないうちに28mmを食わず嫌いしていた自分に、今になってようやく気がついた😊
28mmって………なかなかイイじゃん(*´艸`)
GRⅢというカメラが、何であれだけ人気があって売れたのか?
少しだけわかったような気がしたよ。
それは28mmというGRⅢの画角が
"街角スナップの楽しさ”を体感するのにちょうど良いからだ😊。
自分が使う40mmの場合は対象を絞りこんで撮ることが多いんだけど
28mmはどちらかと言えば幅広いオールラウンダー。
よりスナップ向きだと思う。
もし、はじめて買うカメラが28mmのGRⅢだったらどうだろう?って考えてみた。
誰もがスマホを持ち歩く時代に、敢えて自分のカメラを持ちたい。
そう思うのだから、最初からハイスペックなGRⅢを選ぶ人だっていると思うんだ。
何気なく撮っただけの街角の風景でも、28mmの広がりのある枠で見ればなかなか絵になる写真が撮れる。
GRの画質の良さは折り紙付きだしね。
それに広い画角で写真の構図をいろいろ考える楽しさだってある。
楽しければ楽しいほど、沢山の写真を撮るようになる。
そしてカメラが好きになる。
せっかく買ったカメラなんだから、長く使い倒してほしいよね😊
そのためのカメラとして考えれば、撮って楽しい28mmのGRⅢは適任だと思う。
カメラが好きになれるカメラだよ。
GRがかたくなに28mmにこだわり続けた理由って、もしかしたらそこら辺にあるのかもしれないね。
以前「愛着」というタイトルで自分とGRについてこんな記事を書いた。
愛着の2台を記念撮影してみた(*^^)v
ちょっと君たち、表情が硬いよ ( ´∀` )