自分が今所有している最新鋭の新しいカメラ達。
それらを前にして時々思うことがある。
これ以上に進歩したカメラはもういらないやってね。
カメラいじりを始めたのは、まだデジタルのデの字も無かったフィルムの時代。カメラはメタルとガラスで出来た機械に過ぎなかった。
1枚撮るごとに毎回フィルムレバーを巻き上げて、金属棒みたいなシャッターボタンをカチャカチャと押し込んでは写真を撮っていた。
自動でフイルムを高速で巻き上げるモータードライブとかワインダーとか・・・・・
まるでマシンガンのような装置が出現するよりもずっと前の話だよ。
ポラロイドカメラが世に出た時は衝撃的だったなぁ。
撮った写真が数分後にはすぐ見れる!
それはデジタル前の時代では凄い事だったんだよ。
"写ルンです" もある意味では画期的だったね。
あれのおかげで1億総カメラマンみたいな社会現象になった。
写真と人との距離を縮めたという意味では、"写ルンです" はスマホ並の衝撃だったのかもしれない。
これまで、カメラ技術の進化は凄まじく、新技術が発表される度に財布の紐はゆるんで踊らされ続けてきた。
でもそれはそれでさ、カメラ好きにとっては刺激的な時代を過ごして来れたんだと思うよ。
ホントに楽しかったからね。
でも最近思うんだ。
目に見えるものを記録するという機能がカメラなんだとすれば、カメラという機械はもうそろそろ、その進化の限界点に達しているんじゃないかなぁって。
ここから先の進化はもはやSF世界の領域に足を踏み込んで行くんじゃないか?
そのうちに目に見えないものまで写すカメラとかが出てくるんじゃないか?
いや、特殊な分野ではすでにあるのかも知れないね。
"見えないもの" を写すカメラ。
だけどそんなカメラはもはや ”愛すべき道具” とは呼べなくなっているんじゃないかな。
そう思うのさ。
少なくとも人が愛着を持っていじる趣味の対象ではないような気がする。
YouTubeとかを見ていると、次から次へと新しいカメラの紹介動画が出て来るけどさ
見せられる側からすると新鮮味は全く感じないし、画期的なものは何もない。正直うんざりしてるんだ。
もうカメラは現状満足で良いんじゃないのかな。
新しさを追い求めるのはそろそろ打ち止めにしようよ。
今あるものをもっと大切にしたい。
そんな事をしみじみと思うようになってきたんだ。
歳か?😉