焦点距離8mmというケタ違いに広い超広角レンズをしばらく使ってみた。
元々8mmは使用範囲が狭いレンズだと言われていた。
たしかにこれだけの広角域だと観光用の風景写真とか山岳写真とか、遠景撮りでの使用をメインに考えるのが普通だろうね。あとは星空撮影とかかな?
でも自分が思い描いていたこのレンズの使い方はそれじゃなかった。
スナップ写真で使ってみたい。
混み入った街中の路地裏だったり、地下鉄の駅の構内だったり。人が溢れる渋谷のスクランブル交差点のど真ん中で、この広いレンズを構えてみたい。
そんな事を考えていた。
特殊なレンズだから当たり前と言えばそうなんだけど・・・・・
使いこなすには少しコツが必要だね。
超広角レンズならではの特性(癖)があるからさ。近くのモノが実際よりも小さく遠くに写ってしまう。
「あともう少し後ろに下がらないと写らないや」
ってことがこのレンズではまず無い。
例えば歩道を歩いていて、目の前に雰囲気のある雑貨屋さんが現れたとする。
これ撮りたいなと思う。でもその店の間口は結構広い。
そんな場合、普通ならば道路を渡って対向車線側の歩道からカメラを構えて撮影する事になるんだけれど、超広角の場合は店の目の前の歩道に立ったままで、むしろ一歩お店側に踏み込んで撮影してちょうど良いアングル(構図)になる。
狙う対象がハッキリしている場合、望遠レンズなら離れた場所からでも撮影出来るメリットがある。
その一方で広角、特に超広角レンズは遠景の風景でもない限り、写したい対象物に極力近寄らないと絵になる写真にならない。
ただし近寄れる距離には限界があるから、それがかえってデメリットになる。
ポートレート写真には向かない。
カメラ構えてモデルの眼の前にまで超接近しなければならない。
傍から見てもそうだけど、お互いとても恥ずかしい思いをする事になるꉂ🤣w
「ねぇ、ちょっと近い!」
って言われそう💦
しかも少しでもカメラが傾くとレンズの特性上、綺麗なモデルの顔が歪んで写る。
そして
おそろしい写真が出来上がることになる🍥
とは言え今回の超広角8mmの試写で、自分の撮影スタイルに最も適したレンズ3本のラインアップが確立出来たような気がするよ。
メインはXF30mmF2.8の標準マクロ
広角はXF8mmF3.5のこの超広角
そして自分の原点でもあるオールドレンズ
TAKUMAR55mmF1.8の中望遠
これが自分にとっての三羽ガラス
三本のレンズだ。
これだけあれば大丈夫☺️
のはずなんだが・・・・
実はまだこのブログに登場していない隠れたカラスが、もう1羽いる😅🙄
それはまた近いうちに………