長く使っている愛用の道具を研ぎに出した。
今から30年ほど前に日本橋の刃物の老舗で
大金はたいて買った菜切り包丁と柳刃包丁。
今考えれば有り得ないぐらい
包丁にしては高額な買い物だったよ笑
包丁買った時、店の渋顔風なオヤジさんが
「お客さん、あんた少し時間あるか?」
って聞いてきたので
「はい」と応えると
店の奥に連れていかれた。
そこでオヤジさんはいきなり、自分が買ったばかりの包丁をガリガリ砥ぎ始めた。
買ったばかりの新品の高い包丁だよ!
そりゃビックリしたさ。
「包丁は砥いでなんぼのもんだ」
「俺がアタリを付けといてやる」
ってオヤジさんは言って
「あんたもやってみろ!」
その後1時間位
包丁砥ぎの実習を受ける羽目に(笑)
しかも予定外の砥石までも購入する始末。
でもそのおかげで
今では包丁やナイフは全部自分で砥いでいる。
でもね、
一度プロに頼んでみようかな?って思ってさ。
自分の研ぎとの違いも、確かめてみたかったからね。
店に持参した。
店専任の研ぎ職人に依頼するらしく、包丁を預けて2~3週間位はかかるとのこと。
砥料は
「きれいに使われているので高くはない」
って言われたんだけどさ。
結構とられたよ(笑)
さすが老舗。そういう店なんだね(笑)
でもバリバリに切れ味は戻った!
見事な研ぎだ。素晴らしい。
やはり切れる包丁は、使っていてほんとに気持ちが良いね。
サクッと入る切れ味が快感だ!
料理がすごく楽しくなるよ。