ポケカメ雑記帳

久しぶりに再開しました

マクロという名の景色


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マクロレンズが好きだ

今まで一眼レフを手にしてきた時間を100としたなら、おそらくその半分の50ぐらいはマクロレンズを装着していたんじゃないかな。
標準レンズとマクロで半分ずつぐらい。
それぐらいマクロレンズは、自分との相性が良い。


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最初に手にしたマクロレンズは、PENTAXの100mm望遠マクロレンズだった。

当時は自然豊かな郊外に住んでいて、家のすぐ近くにはカワセミが飛来する池があった。
朝に林を散歩すればカブト虫が採れた。

マクロの被写体には事欠かない環境だった。

いい大人が、初めて虫眼鏡を手にした子供みたいにマクロの世界にハマり夢中になった。
ろくに花の名前も知らないくせに、花や虫、野鳥や小動物、なんであろうとカメラを向けて追いかけたよ。

 

今まで見向きもしなかったものが見えてきた。
マクロで見る景色、マクロで撮る写真。
すべてが素敵だと思った。そしてもっと奥深くまで、マクロの世界を楽しみたくなった。


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ただこの最初のマクロレンズF値が4.0と暗くて、しかも1/2倍で等倍マクロではなかった。
だからPENTAXからF値が2.8で明るい等倍のマクロレンズが発売されるとすぐに飛びついた。

smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8

このレンズは本当に良く使ったなぁ。
いつもメインカメラに装着して標準レンズのような使い方をしていたよ。
マクロ撮影以外にも、スナップやポートレートに普通に使っていた。

ただ中望遠故の画角の狭さから、近距離の撮影には制限もあった。
標準レンズとの併用はどうしても必要だったから、いつもカメラを2台持ち歩いていた。


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その後も何本かマクロレンズは使ったけれど、いずれも100mmか90mmの望遠マクロばかりだった。
だから今使っている、30mm(35mm換算で46mm)のマクロレンズは、自分にとって初めての標準マクロという事になる。

実際に使った感覚は、望遠マクロとはかなり違うね。
当然ながら覗いた感じは全くの標準レンズ。
でも普通に標準レンズとして使っているのに、レンズを変えることも無く、スイッチやモードの切り替えとかも無く、そのまま被写体にぐっと寄ればそれだけで綺麗にマクロが撮れちゃうぞって、ちょっと驚きな感じが強いんだ。
カメラにレンズが2本くっついてるみたいな笑
なんだかスゴく得した気分^_^‼️


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望遠マクロよりもレンズが軽くて短くて取り回しも楽だし、なんでもっと早くに標準マクロにしなかったんだろうって不思議に思うよ。

日常使いの標準レンズから瞬時にマクロに移行できるから、今まで以上にマクロを撮る機会が増えそうで楽しみだな笑