江戸時代に撮影された白黒写真をAIがカラー化した作例を見た。
不思議なもんだね。
白黒が物語っていた ”歴史の重さ” みたいなものが、カラーになるとあまり感じられない。
同じ写真なのに印象がまるで違って見える。
自分が小学校に入った頃、学校の集合写真は白黒だった。
それが学年が上がるにつれ、いつの頃からかカラーに変わったんだ。
自分はちょうどそんな世代に育った。
家族との写真も、幼い頃はすべて白黒だった。
1枚のサイズが小さな写真でね、なぜかどの写真にも白い縁どりがあって、アルバムに大切に貼られていた。
そういえば家の白黒テレビが、カラーになった日のこともはっきりと覚えている。
はじめてカラーで観るナイター中継。
野球場の芝生の緑があまりにも綺麗で、感動して声も出なかった笑
白黒は懐かしい
カラーは新しい
そんな思い込みのようなものが、今でも自分の中に残っているのかもしれない。
だから毎日見飽きた風景も、白黒のフィルターを通して撮影すると様子が変わって見える。
ちょっと違う、今なんだけど今じゃない、みたいな?
白黒の時の魔法にかかるんだ。
四角い枠の中の
ネオ・ノスタルジー