マンモス校と呼ばれた小学校に通っていた。
1学年が10クラス以上もあって、生徒数はゆうに2000人を超えていた。
教室が足りず校庭に隙間がないくらいに建てられた仮設のプレハブ教室。
それでも生徒が収まりきらず、ついにはプールも埋め立てられた。
校庭がないから運動会も開けず、プールの授業もなくなった。
自分は体育館の中をベニア板で仕切って作られた
暖房もない寒い教室で震えながら授業をうけた。
1960年~70年代の日本はベビーブームが吹き荒れていた。街には子供たちがあふれていた。
そして時は流れて・・・・・・
2023年の出生者数が、2年連続80万人を切って75万3681人になったとニュースで言っていた。
過去最低の出生率だそうだ。
その一方で年間160万人近くの人が亡くなっている。
もしこれが続けば毎年約90万人ずつ日本の人口が減っていく。
子供を産んで育てる世代の人口自体が昔に比べて減少していくのだから当然の流れだよね。
しかもこの人口減少率は高齢化が進むにつれて今後さらに増加して行く傾向にあるという。
試算によれば仮に今の減少率のまま推移するとした場合、日本の人口は50年後には約半分に減る。
50年先なんてあっという間だよ。
間違いなく自分らの子供達はその社会を目の当たりにする事になる。
そして200年後には日本の人口はさらに減って1000万人程度になってしまうらしい。
これは現在の東京都の人口よりも少ない。
果たしてその人数で国家として機能するんだろうか?インフラは維持できるのか?
イーロン・マスク氏は「出生率の低下による人口崩壊は、文明にとって地球温暖化よりもはるかに大きなリスクだ」と言っている。
日本という小さな島にずっと閉じこもって暮らしている、ある意味で特定固有種みたいな日本人。
もし国という概念がこの先もまだ続いていくのだとすれば
我々日本人はもはや人類のレッドリスト
絶滅危惧種なのかもしれないなぁ。