生き物大好きだった小学生の記録
横浜の小学校に通っていた頃のお話だよ。
その当時住んでいた集合住宅は犬や猫の飼育はNGだったんだけど、小鳥とかの小動物の飼育ならば認められていたんだ。
だから生き物大好きだった自分はたくさんの小動物を集めて飼っていた。
ベランダに並べたタライの中には、親分格の大きなウシガエルを筆頭にイシガメやアカハライモリがいた。
縁日のお祭りで買ってきた白いハツカネズミ達もいた。
夏になればカブトムシとか鈴虫とかの昆虫類もね。
そして室内にはたくさんの小鳥たち。
きっかけは父が連れてきた紅雀(ベニスズメ)だった。
そこに十姉妹と文鳥が加わり
さらにインコ好きだった自分の希望で、セキセイインコ、コザクラインコ、ルリゴシボタンインコが仲間入りした。
セキセイインコは大人しくて良い子だったけど、コザクラインコは凄く気が荒くていつも喧嘩ばかりしていたな。
ルリゴシボタンインコはまだ小さな雛の時から嘴先に餌を運んで育てたので、すっごく懐いてくれていつでも一緒だったよ。
ルリゴシボタンインコ
インコたちは、昼間はずっと部屋の中で放し飼いにしていた。
母の好みでリビングにはゴムの木とかモンステラとかいった、熱帯系の大きな観葉植物がたくさん置かれていた。なぜかウツボカズラ(食虫植物)とか、変った植物も置いてあったなぁ・・・😉
そんな中、小鳥たちは好き勝手に枝から枝へと飛び回っていたんだ。
だから当時の我が家のリビングは熱帯植物の中で小鳥の声が響く
さながら南国のワンダーランドみたいな雰囲気だったんだ。
遊びに来た学校の友人たちも
「わぁ、なんだか動物園みたいだぁ!」
って楽しそうだった。
足元には大きなカメが、のっしのっしと歩いているしね😅
その集合住宅には我が家以外にも、小さな動物を飼っている家がいくつもあってね。
熱帯魚が好きで家中が水槽だらけって家族もいたよ。
そんな中で、ある家のペットが大騒動を起こした事件があったんだ。
その家ではペットにリスを何匹か飼っていたんだけど
手乗りリスだとか言ってさ、時々ケージから出していたらしい。
ところがある日、その中の一匹が逃走をはかったんだよ🤣
飼い主の手をはなれてリスが飛び込んだ先がなんと!
キッチンの換気扇の中だった。
そりゃもう、大騒ぎになってねぇ!
管理人まで飛び出して来て、ダクトがつながっている各階の部屋の換気扇を止めて
逃走リスの大捜査が開始されたのを覚えているよ。
リスの飼い主さんは血相変えて、上へ下へと各階を走り回っていたな。
結局逃げたリスは、しばらくすると自分が逃げ出した換気扇からひょこっと現れて戻り騒動は収まったけど(きっとお腹が減って帰って来たんじゃないの?て話になった)。
その時の集合住宅では生き物がらみの話題(騒動)が、後を絶たなかったよ。
わが家でも夜中にペットのウナギが逃げ出したり、忘れていたカマキリの卵が部屋の中で大量に孵化して母が絶叫!とか🤣
それはそれは色々とありました。