今でもはっきりと覚えている。
この映画をはじめて観た時の衝撃を。
SFと推理小説に明け暮れた学生時代。
映画館に観に行く映画もSF映画が多かった。
最初の「猿の惑星」も公開時に映画館で観ているよ。
でもあれは正直言って、当時まだ小学生だった自分にはちょっと怖かった😊
最近のSF作品で一番のお気に入りは「アバター」かな。
観終わった後もいつまでも興奮が冷めやらず、DVDを買って何度も観なおしたよ。
そんなSF映画好きな自分の中で
今でも金字塔のように輝いているタイトルがある。
1982年公開の作品「The Dark Crystal ダーククリスタル」だ。
とにかくこの映画は衝撃的だった。
1982年。まだCGのなかった時代だよ。
人形 (マペット) と背景画、ミニチュアの造形物。
アナログ的な合成。コマ撮りのアニメーション。
人形の動きや細かいしぐさは、まるで内部に人が入っているように見える。
でもどうやったのか知らないけど
全てワイヤー操作で演じられたものだという。
全てが人の手によって作りあげられた壮大な空想世界。
今の時代の感覚からすれば
コンピュータ無しでよくこれだけの世界観を創造したなって。
震えるぐらいに感動するよ。
すごいよねっ！
顔の表情はモニターを見ながら手で動かされ、操作する人間が声優を兼ねている。
だからセリフと口の動きが一致する。
一応作る側の端くれにいた身としては、どうしてもそっちの視点で見てしまう。
完成した1時間35分の本編は、まさに撮影スタッフの汗と情熱の結晶だよ。
そんな映像のダイジェストを少しだけご覧あれ。
ちなみに余談だが
このダーククリスタルで作られたプロトタイプの人形のひとつが
そのままスターウォーズのヨーダになったというエビソードもあるようだよ🥱
2019年には最新CGを駆使した現代版ダーククリスタルが
Netflixオリジナルで公開されている。
そちらも観たけれど1982年当時のあの衝撃にはかなわない。
確かに映像はすごく素晴らしいけど、今となっては普通だよ。
その手の映像にはもう馴れちゃったのかな？
もし機会があれば、是非とも観て欲しい作品だよ。
撮影の話ばかりになっちゃたけどストーリーも壮大で感動的だから。
おすすめです。
元祖 The Dark Crystal ダーククリスタル (1982年度作品）
