"褒め言葉" という記事で、以前中国で仕事してた頃の話を書いた。
上海のある音楽大学との共同プロジェクトに係わっていて、現場での会議にもよく参加したりした。
もちろん自分は中国語がまるでダメだから通訳を介してだったんだけれど、その時やたらと耳に飛び込んでくる中国語のワードがあった。
「メイワンティ」
自分の耳にはそう聴こえた。
会議が紛糾気味になると、あちこちからよくこの言葉が飛び出したものだ。
「何なの?メイワンティって?」
そっと隣にいた通訳に聞いたら
「ダイジョウブって事よ」
と言ってメモ書きして見せてくれたのが
"無問題(メイワンティ)"
中国語で問題無い、大丈夫って意味。
(北京語では "没問題" と表記)
へぇーって思ったね。
無(む)→メイ
問(もん)→ワン
題(だい)→ティ
なんだ。
その時に思ったんだ。英語も同じだなって。
無問題 → メイワンティ → No Problem
よく思うんだよ。英語と中国語ってよく似てる。
最初に主語と動詞が来て始まる文のスタイル。
わかりやすい例だと
「僕は君を愛してる」
英語だと「I love you」
中国語では「我爱你(ウォアイニー)」
英語も中国語も真っ先に自己主張するスタイルで始まる文の流れだよね。
これが日本語だと最後に動詞がくるから、最後まで聞かないと君のことが好きなんだか嫌いなんだががわからない。
そもそも主体となるべき主語が無い文もある。英語ではあまり考えられないよね。
出来る出来ない、肯定と否定も、英語は最初から明確だけど (I can , I can't)、日本語は最後にならないと確定しない (~出来る、~出来ない)。
この違いって国民性(物事の考え方)とかの違いにも影響するのかなぁ?
あえて白黒をはっきりさせない
控えめな自己主張
日本で言うところの "曖昧さの美学" って、一体どこから来たんだろう?
なんて事を考えてみたりもしたよ。
今日のブログはこれでおしまい。
ここからはオマケ😊
今日はちょっとかたい話だったから頭を柔らかくしようね。
問題です。
X(Twitter)にあった1枚の写真。この中に1羽のインコ(多分ルリゴシボタンインコ)が隠れています。どこにいるでしょうか?
自分は一発で見つけたよ😊