ポケカメ雑記帳

久しぶりに再開しました

将軍が愛した蘭

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小さな蘭の鉢植えを窓際に置いた。

富貴蘭(ふうきらん)という名の東洋ラン。
江戸時代から好まれてきた古典園芸植物だ。

徳川十一代将軍家斉が好んで収集した蘭としても知られる。


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母がまだ元気だった頃、とても大切に世話をしていたのがこの富貴蘭だった。
甘い香りの白い小さな花が咲く。

母が亡くなった後、自分が世話を引き継いだのだが、悲しいことに数年前に枯らしてしまった。手入れの仕方がまずかったのかもしれない。

それがとても残念で、以来ずっと新しい株を探していたんだけれど、  母の蘭は "玉金剛" (たまこんごう) という富貴蘭の中でも少し珍しい品種だったので、なかなか見つからなかった。

それをようやく見つけた。


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蘭には洋ランと東洋ランがあって、日本や中国が原産のものを東洋ランと呼ぶ。

蘭というと胡蝶蘭を思い浮かべる人が多いと思うけど、胡蝶蘭は洋ランの仲間だ。
この富貴蘭は東洋ランのフウラン(風蘭)の仲間に入る品種。
着生蘭といって岩や植物に着生して育つ。

この株も土ではなくて水苔に着生して素焼きの鉢に収まっている。


f:id:bin-paku:20230914224220j:image富貴蘭 "玉金剛"


玉金剛は葉の形に特徴があって、一般的な富貴蘭とは異なり葉が細長く伸びずに短めで丸っこい形(豆葉)をしている。

それがとても気に入っている😊😊😊



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今はこんなに小さな富貴蘭

だけど蘭の株は驚く程に長寿なんだそうだ。


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大切に育てれば、40~50年生きるとも言われている。

 

がんばって俺よりも長生きしろよ!
富貴蘭の富(ふう)ちゃん😊


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