ポケカメ雑記帳

久しぶりに再開しました

マダガスカルの風

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先日のブログで紹介した灌木植物。
センナ メリディオナリス
(学名:Senna Meridionalis)

マメ科の落葉性多年生植物。
盆栽にも似たゴツゴツした幹の姿形から
日本でも人気の観葉植物だ。



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アフリカ大陸の東沖に浮かぶ
マダガスカル島の限られた標高エリア
石灰岩地帯の砂地や岩場にのみ自生する
いまでは数少ない希少植物。

現地では絶滅の恐れがある種として
ワシントン条約Ⅱ類に掲載されており
商業目的での国際取引が制限されている。


そのため国内で入手出来るセンナは
そのほとんどが実生株と呼ばれる株で
国内で種から発芽させて育てたもの。
わが家にあるセンナもそんな実生株の一鉢だ。


ところが稀に現地株 (または現地球) と呼ばれる
自生地マダガスカルからベアルートで直輸入された
野生株が出回る事がある。 

ベアルートとは
"Bare Root" (裸の根)
根が剥き出しの状態の事。

検疫上の問題で植物を輸入する際は
病害虫の持ち込みを防止するために
土のついた植物は輸入出来ない。
根の土をきれいに洗い落としてから
輸入することが義務付けられている。

水も土も無い仮死状態で輸入された後
鉢植えされて無事に発根出来た
数少ない株だけが市場に出回る。
なのでかなりハードルが高い。



今回それをやっと手に入れた。
野生のセンナ メリディオナリスだ。



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マダガスカル原生の現地株センナ。
やはり種から鉢植えで育った株とは迫力が違う
貫禄というか野性味が凄まじい。


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幹の瘤のような部分に水分を溜め込んで
過酷な乾燥に耐えているらしい。


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アフリカの乾いた灼熱の風の下
力強く育っただけの事はある。
幹は固く踏ん張り具合もハンパない。
やはり本場モンは凄いねぇ😅



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よく見ると幹の地肌の色も実生株とはかなり違う。
奥に見える茶褐色の国内実生株に対して
手前のマダガスカル株は灰白色に光っている。
育った環境と太陽光の違いなのだろうか?

さらによく見ると葉の枚数とサイズもかなり違う。
マダガスカルの葉の方が倍近く大きく枚数は少ない。
これも紫外線の違いと光合成の影響なのだろうか?

遠くマダガスカルの熱い風に思いを馳せて
そんな事をいろいろと考える。



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日本生まれのセンナ
マダガスカルの風の下で育ったセンナ
ふたつのセンナを並べて置いてみた。

ちいさな巻葉ちゃんも仲間入りして
"わが家のアフリカ盆栽トリオ"
といったところかな😊


じつは今回これとは別に
種から発芽させたセンナの小さな苗を
複数の業者に発注している。
発芽したばかりの数センチの苗が
来月中には手もとに届く予定だ。

気長に育ててゴツゴツした幹の
立派な灌木センナに仕上げるつもり。
細い枝の剪定を何度も繰り返すことで
すこしずつ岩のような灌木になって行くらしい。
何年かかるかなぁ😄


いやぁ〜センナって
なかなか魅力的で熱くなれる植物だよ。
そのカッコ良さに心底惚れ込んでしまった。
無骨な幹とは不釣り合いな
小さな葉っぱも可愛く思う。

「歳取ったら松の盆栽でもやるかな?」
なんて思っていたけどさ・・・・・

やめたやめた!
ウチの盆栽はセンナで決まりだ👍🤣


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どうせやるなら
人とは違うコトをする
それがマイ信条だ🤪

 

追記:開花間近?

ギムノカリキウム ミハノビッチ VOS1241
蕾がどんどん膨らんで今にも爆発しそう。
開花したら追って報告します。



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今日の𝑳𝑶𝑽𝑬ショット

 

変なポーズ集


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この子🦜も他とは
ちょっと違う😅

バイバイ👋また来てね💕🦜